頼れる人を頼りに、自分から会いに行く

漫画「ジャイアントキリング」57巻561話からの気づき。

日本代表として出場したアジアカップの試合終盤、チームメイトの怪我による退場に動揺した椿はレッドカードで退場、相手にPKを与えてしまう。結果的に日本は敗退、椿は戦犯としてメディアから叩かれてしまう。

怪我をしたチームメイト・窪田は椿を元気付けようとLINEで連絡をする。一番辛いはずの窪田の思いやりに、動かされた椿は、窪田に本音を語る。

「日本代表を負けさせた俺が転々…

誰よりも悔しい思いをしている

窪田ちゃんに対して何言ってんだって

話なんだけど

でも

今の俺はどうしても…

頑張ってるみんなの姿を見ても

気持ちがついていかないんだ

クラブでも

戻ってきてからずっと浮いた存在に

なっちゃってる

リーグや天皇杯でのタイトルに向けて

チームが一丸となってる中

俺は頭も足も動かない…

俺は

オーストラリア戦で退場になった

あの瞬間から

一歩も動けていないんだ…

ゴメンね窪田ちゃん…

窪田ちゃんはプレーしたくても

できないのに…

俺はホント

どうしようもないよ…」

それに対しての窪田の返事。

…

「それでいいよー。

椿くんがしたくないことは

しなくていいと思うよ。

それに僕のほうこそ

椿くんに謝りたい。

日本代表が敗退した原因は

慎重に行くべき場面で僕が

無理をしたからだ

自分のフィジカルを過信して

怪我をしてチームを混乱させてしまった

同じようなことは

ウチの志村さんも思ってる

安全策を取らずに

僕に怪我のリスクのあるパスを出したって

後悔してる

僕の怪我と代表の敗退は

自分のせいだって

あの志村さんが珍しく悔やんでる

そんな風に…

きっとあの日本代表の選手達は

少なからずそうやって自分の責任を

感じてると思う

椿くんのせいで負けたなんて

代表のメンバーは誰ひとり思ってないよ。

それなのに椿君ばかりがメディアで

敗戦の責任を負わされて

僕は申し訳ない気持ちでいるんだ

だから

椿君の好きにしたらいいと思う

今年一年椿君ほどサッカーを

頑張った人はいないもん

休んだとしても誰も文句は言わないよ

僕もそうしてる

椿君に連絡したいからしてるし

早くボール蹴りたいから

手術もリハビリも頑張りたい

それとまた

僕は椿くんと

日本代表でプレーしたい。

椿君はどう？

椿君はどうしたい？」

驚いた表情をする椿。

「俺の…

俺の今…

したいこと…」

椿は所属チームの監督であり、

信頼する達海に会いに行く。