また来たいと思う【毎日更新15日目】
学生の頃にお世話になった食堂のおばちゃん
とのエピソードです。
何十年にもわたって、学生や教職員の
胃袋を満たし、親しまれて来た食堂は、
コロナ禍になってから営業はしていないし、
今後も営業はしないそうです。
マスク越しでも変わらぬ笑顔と
優しい言葉。滲み出ている優しいお人柄。
笑顔は目元なのだというのがよく分かります。
数分だけ会話をして、別れ際、
「何も作ってあげられないし、
持たせてあげられないし、
もう店は営業はしないけど、
ここには住んでるからまた来てね。
また会うからさよならとは言わないからね。」
と言われて、とても嬉しかったです。
10年ほど前、大学生の頃、
おばちゃんにプレゼントした本が、
食堂の本棚に並べられていて、
とても嬉しかったです。
短い時間に嬉しいことがたくさんありました。
マスク越し、ソーシャルディスタンスで
おばちゃんと一緒に撮った写真に
映った自分は、おばちゃんの笑顔に
引っ張られて、ここ最近で一番の笑顔
だったように感じました。
きっと私のような、おばちゃんの笑顔の
ファンがたくさんいるのだろう。
おばちゃんに会いに、
また来たいと思います。