佐藤コウキのスマイル日記

みんなが笑顔になれる、笑顔でい続けられる、一隅(いちぐう)を照らし続ける(^O^)

【好きから解く積極性 〜そのことは好きですか?そのことは大切ですか?その強さがあなたを支える〜】day14

昨年末に10年来のお付き合いの、同じ職場のある方からインタビューを受けました。その時に1つの質問を受けました。

●「佐藤くんのその行動力はどこから来るの?」

この問いは私にとって大変深く思索を促す問いとなりました。

私がFacebookで書くことは行動レベルをそのまま文字に起こしたものが多いですが、
直感でフットワーク軽く動く中にも、
もう少し深いレイヤーに落として物事を考え、判断し、行動をしています。それを他者とも共有できる、共通する言語で書き、表現する術を今まさに絶賛練習中です。

先の問いに対する私の回答は、
「幼い頃から、人と同じようにやっているつもりでもできないことが多かったです。
だからどうしたらできるようになるかよく考えていましたし、できないことが悔しかったです。そんな悔しさをバネに苦手克服しよう、なにくそ!という思いが自分を成長させてくれました。積極性はそのあたりが原点になっているように思います。」
そんなようなことを答えました。

さかのぼれば、幼稚園のかけっこ、おゆうぎ、折り紙、縄跳び…あらゆる場面で4〜5歳レベルで劣等感を感じていました。幼稚園のおゆうぎ会や運動会は泣きじゃくってほとんど出ませんでしたからね。年長組の運動会はかけっこと鼓笛隊くらいには出た記憶が微かにありますが(^◇^;)
会場裏で母とおゆうぎ会に出る、出ないの押し問答をする構図がリアルに蘇って赤面しそうです。(親や先生にホント迷惑、お手間をかけてきました🙇‍♂️)

このエピソードを回顧しても、私にとって圧倒的に不足していたリソースが、「やってみる」「話しかけてみる」といった度胸や行動力、積極性だったのです。
小学校に上がるか上がらないかくらいの時に観た、『家なき子』というドラマで『同情するなら金をくれ』と安達祐実さん演じる『すずちゃん』が言っていました。
すずちゃんにとって、圧倒的に『お金がない』ということが『お金』というリソースを強烈に求めるモチベーションになっていたのです。
私もそうでした。年少から入った幼稚園で家族以外の人と接して、「人と話したり遊んだりする積極性」「運動」そのリソースが圧倒的に足りないことを初めて思い知りました。
他者から見ても、若干5歳前後の自分自身でも、そのリソースの不足は明らかで、枯渇していて、その渇きを満たすために曲がりなりにも必死になって取り組んできたのだと思います。
中学でバスケットボールに出会い、積極性や運動に対するコンプレックスも徐々に解消されていく過程で、自分の思いを語り、書き留めた日記が今も残っています。中学生の私がつけたタイトルは「人生日記」でした。

しかしながら、「なにくそ」という反骨精神、それだけだったらきっと長続きはしなかったでしょう。だって3年間も必死で中学時代に取り組んだら、ある程度のコンプレックスは解消されてきていたから。じゃあなぜそこから走り続けることができたのか。その問いを考えると、必死で取り組む中から『好き』を見つけられたからだと思います。
人とうまく話せない、運動がてんでダメ、そこを解消する手段として始めたバスケットボールでしたが、今でも鮮明に覚えている瞬間があります。
中学1年生の時、1on1で、「スパッ」とシュートが決まった瞬間。自分の手で初めてゴールを決めた瞬間。
あの瞬間があったから私はバスケットボールが好きになりました。なぜそれを続けているのか、自分が人より苦労なくできることは何か。考えてみると、自分がそのことが好きか、そしてそのことが大切かどうかにヒントがあるように思います。
そしてその想いの強さは、今の私の思考や行動を支えていると思います。
「バスケットボール」の好きと同じ理屈で、「人と話すこと」や「運動」も好きだからこそ、積極的にフットワーク軽く行動できるのだと思います。
『好きこそものの上手なれ!』とはよく言ったものです♬

まだまだ言語化の途中ですが冒頭のこの問いを下さった、冒頭の10年来のお付き合いの眼科医師に感謝したいと思います。

●今日の言葉
そのことは好きですか そのことは大切ですか
その強さがあなたを支える

阿部和雄さん(ロサンゼルスオリンピック体操競技日本代表男子チーム監督)の言葉